「(やっとこの時が来た。今度は絶対守ってみせる。

 そして、絶対にあの紅い世界にはさせない!!)」

シンイチは目を瞑った後再び目を開き、視線を車窓の外のジオフロントに向け、決意の光がある瞳でネルフ本部を見ていた。







EVANGELION〜術士の力〜




第三話「術士、驚愕の実力!」




シュウジ












カートレインがジオフロントへ着くとキョウは車を駐車場に止めた。

すると少したったらリツコがこちらに向かってきた。

「はじめまして、私はネルフ技術一課・E計画担当博士、赤木リツコよ。よろしくね。碇シンジ君」

リツコが微笑み、右手を差し出す。

「は、はじめまして、碇シンジです」

シンジが少し緊張しながらも右手を出した。

「で、あななた達は?」

リツコが疑いをかけた目でシンイチ達を見る。

「ネルフアメリカ第一支部参号機専属パイロット、フォースチルドレン神楽シンイチ二尉です。

 今日づけでネルフ本部に出向することになりました。よろしくお願いします。」

「どうも〜、同じくネルフアメリカ第一支部技術部二課部長兼保安部部長、神楽キョウ二佐です。よろしく〜。」

シンイチはリツコに書類を渡した。

「これに必要なことは書いてありますよ。」

「あ〜それとシンイチとシンジは兄弟とかじゃありませんよ、凄い似ているけど。

 (似てるって言うかそっくりなんだけどな)シンイチは俺の弟ですよ。

 血はつながってないけど。」 

キョウがリツコの疑問に思っていることを先に言った。

「えぇ、わかったわ。」

リツコは冷静に返したが内心は酷く驚いていた。

「(フォースチルドレン!?しかもシンジ君にそっくりなんて。

 クローン!?もしかしたらゼーレの!?それとも別の・・・・・。

 どちらにしても気おつけなくては。)

 まぁ、いいわ。

 今は時間がないの、ついてきて。」

リツコはそういって歩き出した。

そしてシンジ達もそれについていった。

















「暗いから気をつけてね」

リツコがスイッチを入れるとフロア全体に明かりがつきシンジ達の前に巨大な顔が浮かび上がる 

動く気配すらないその機体は、まるで眠っているようだった

「人の造り出した究極の汎用人型決戦兵器。

 人造人間エヴァンゲリオン、その初号機。

 建造は極秘理に行われた。我々の人類の最後の切り札よ。」目線は初号機に向けられていわれる説明。

科学者としての誇りかその顔は誇らしげにも見えた。

「(『Evangelion』・・・・”福音伝道者”か・・・・)」

キョウは初号機を見てそう思っていた。

短い静寂があたりを包む。

しかしそれは唐突に砕かれた。

「久しぶりだな・・・シンジ」

初号機の頭の延長上の空間。

そこに碇ゲンドウ・・・彼はそこから自分の息子を見下ろしていた。

シンジはゆっくりと顔を向ける。サングラス越しに彼と目が会う。

「・・・父さん」

高圧的に言うその男の声に、シンジは一瞬視線を上にやると、すぐに顔を伏せ、目をつむった。

「・・・出撃」

眼上の男・・・碇ゲンドウが口元を笑みにゆがめ、言い放つ。

「碇シンジくん、あなたが乗るのよ」

リツコがシンジにそう宣告する。

「乗るなら早くしろ、でなければ帰れ!!」

そんな彼に向かって、ゲンドウは高圧的に言い放った。

「ずいぶん勝手ですね。」

「操縦も何も知らない素人なのにね。

 それに息子に会って最初の一言がそれか。」

キョウとシンイチはゲンドウにむかって言った。

「・・・部外者は関係のないことだ。」

「それが関係あるんですよ、碇指令。

 一応ネルフアメリカ第一支部技術部二課部長兼保安部部長という長くてめんどくさい肩書きがありますから。

 素人を乗せるよりフォースチルドレンを乗せたほうが勝率はぐっと上がります。

 ちなみにフォースチルドレンはここにいますよ。」

キョウはシンイチの方を指す。

「どうも、神楽シンイチです。

 シンジを乗せるより僕を乗せたほうがいいですよ。

 戦闘訓練は受けてますし。

 ATフィールド使えますしね。」

シンイチはさらっと爆弾発言をした。

「な、なんですって!?」

リツコは酷く驚いていた。

それはそうだろう。

なぜならこの時はまだATフィールドの展開なんて知らないのだから。

だがシンイチはそんなの朝飯前だ。

「だから乗せてください。

 動かなかったらシンジに変えればいいんだし。

 (まぁ、そんな事ありえないけど)」

「さぁ、どうするんですか?碇指令。

 時間がないですよ。」

「・・・・・いいだろう。」

ゲンドウは静かにそう言った。


















エヴァ初号機本体に、背後からカプセル状の操縦席『エントリープラグ』が挿入されていく。



『プラグ固定終了』



『冷却終了。ケイジ内すべてドッキング位置』



『第一次接続開始』



『パイロット・・・エントリープラグ内コックピット位置に着きました』



モニターやコンソールに光が灯っていく。

次々作業が進行していくのを、まだ右も左も判らないシンジは、ただ呆然と見守っていた。

「お〜〜〜い、シンジ〜〜。」

キョウはシンジの前で手を振った。

「う、うわ、キョウ!?」

「そんなに驚かなくても、まぁ、いいや。

 シンイチのことなら心配するな。

 それより自分のことを考えてろ、あれに乗るか乗らないかをな。」

「・・・うん。」

シンジ達がそんな話をしている内にどんどん作業は続いていく。


















キョウ達の前にはこの発令所の主任オペレーター達がいた。

その一番右側に座ったショートカットの女性がエヴァの状態を主に管理する技術部系のオペレーター、伊吹マヤである。

エヴァ発進プロセスを行っている今、三人の中で一番忙しく働いていた。

呼び出しているホログラム・ディスプレイも他の者の三倍はある。

何より、何時も自分に指示を出す頼れる上司、赤木リツコが今は初号機ゲージに留まって二方向で指示を出しているので仕事量が増えていた。内心泣きたくなりながら、彼女は仕事を続けた。



『エントリープラグ、注水!』



彼女の声がすると、シンイチの足元からオレンジ色の水が上昇し、すぐさまにエントリープラグ内はその液体で満たされる。

作業プロセスはどんどん進行していく。

そして、いよいよ最終段階に入った。



『主電源接続』



『全回路動力伝達』



『了解』



『第2次コンタクトに入ります。』



『A-10神経接続異状なし』



『思考形態は日本語を基礎原則として、フィックス。初期コンタクト、全て問題なし』



『双方向回線、開きます。シンクロ率・・・』



伊吹マヤは息を飲んでいた。



『・・・60,23%!?』



彼女が読み上げた数字に全てのスタッフが動揺した。



『ハーモニクス。すべて正常値。暴走、ありません。』



おどろくスタッフ一同。

そんな中、技術部の責任者であるリツコが一番驚いていた。

なぜなら初号機にシンクロできるのはレイとシンジだけだからだ。

いや、シンクロは誰でもできるかもしれないが起動シンクロ率までには至らないはずだ。

それをいきなり60%を出すなんて考えていなかったからだ。


















『発進準備!』



そしてゲージ内は『エヴァンゲリオン初号機』の発進準備が次々行われていく。



『発進準備』



『第一ロックボルト外せ』



『解除確認』



『アンビカルブリッジ移動開始』



『第二ロックボルト外せ』



『第一拘束具除去。続いて第二拘束具除去』



次々と進められていく発進プロセス。



『一番から十五番までの安全装置解除』



『内部電源、充填完了』



『外部電源用コンセント、異状なし』



解除されていくガントリーロック。外れていく拘束具。



『エヴァ初号機射出口へ』



固定台ごと移動し、発進口へと送り出される。

巨大な昇降機にセットされる初号機。

次々に開いていく装甲シャッター。



『進路クリアー。オールグリーン』



『発進準備完了』



その報告を聞くとキョウは振り返り、碇司令を見やった。

「発進準備完了。よろしいですか?」

キョウは静かにそういった。

ちなみになぜキョウがミサトのポストにいるかというとミサトがまだネルフに帰ってきていないのだ。

だから二佐のキョウが動かしているというわけだ。

まぁ、いてもいなくてもあまり変わらないが・・・・。

「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に未来はない。」

そう言い切った碇の隣で、冬月は正面をむいたまま小声で話す。

「碇。本当にこれで、いいんだな」

しかし、碇ゲンドウは沈黙したまま答えない。

冬月はハナから返事を期待していなかったのかそのままスクリーンを見守るのに撤していた。

しかしその態度に、彼らのいる司令席の壁に寄りかかって全てを見守っていた白衣の女性達は顔をしかめていた。

「(イレギュラーか・・・。)」

キョウはその白衣の女性達を見た。

「(まさかこの人達が本当に生きているなんてな。

 まぁ、調べたときにわかっていたが。

 ま、後で詳しいことを聞けばいいか、ねぇ、碇ユイさん、赤木ナオコさん。)」

キョウは考えるのをやめ、この言葉を言う。すべてが始まるこの言葉を・・・。



「発進!!」


















地上に撃ち出されるエヴァ初号機、

目の前には水を司る天使第三使徒サキエル・・・・水の天使と術士の決戦。

今ここから、運命がまわり出す・・・。

果して、導き出されるのは・・・絶望か・・・希望か・・・。

 

『エヴァ初号機!リフト・オフ!』

 

ガシャンッ!!

初号機の拘束が外れる。

「・・・さぁ始めようか・・・・」

シンイチはサキエルを見据えて、そう呟いた。



『敵の武器は、手からのパイル、顔からの光線・・・弱点は赤い玉、コアだと思われている。初号機の武器はプログナイフだけだ。』



「援護は?」



『ほとんど動かないらしい。』



「・・・最悪。作戦は?」



『ない。まぁ、がんばれ。』



「はぁ。今に始まったことじゃないからいいよ。」


















初号機はサキエルに攻撃を開始した。

数発の打撃攻撃でサキエルは宙に舞い、ビルをなぎ倒した。

初号機はプログナイフを装備して跳躍し、サキエルに飛び蹴りを食らわせようとしたが、赤い光の壁、ATフィールドに阻まれた。

「ATフィールド・・・・」

「ATフィールドがあるかぎり使徒には有効な攻撃を加えられない。」



『ATフィールド展開。』



初号機がATフィールドを展開する。

「嘘でしょ!」

「初号機もATフィールドを展開!位相空間を中和していきます。」

「いえ、侵食しているのよ。」

「だから出来るっていったじゃないか・・・」

リツコはマヤの報告を訂正した。

そして、サキエルのATフィールドは破られた。

その瞬間、初号機はビームで弾かれ吹っ飛んだ。かに見たが、初号機は無傷だった。

初号機は一気に間合いを詰め、プログナイフをコアに突き刺そうとする。

しかしサキエルが危機を感じたのかそれを避ける。

だが避けきれずに人間で言う右肩に突き刺さる。

そして、初号機はサキエルのコアに対して執拗な打撃攻撃を加え始めた。

サキエルのコアに罅が入り始めた。

するとサキエルが手からパイルを連続で撃ち始める。

初号機の前にATフィールドを展開しバックステップし、サキエルがパイルで攻撃してきたのを防ぐと術を練り始める。




["水氷術"氷刀結晶]




初号機の手に氷でできたエヴァサイズの日本刀が形成される。

そしてシンイチはさらに術を練り刀を構える。



『さようなら、サキエル。』




[神楽流"雷術"剣技けんぎ"新月"]




シンイチは技を放つ。

その斬撃がサキエルを貫く。

サキエルはコアを中心に穴が出来る。

その威力は衰えずにサキエルの後ろにあるビルをも貫いた。

サキエルが突然形を変え、初号機の頭部に取り付こうとする。

しかし初号機は動かない。

「まさか自爆!!」

リツコが叫んだ。

その時急にサキエルの動きが止まる。



『無駄だよ。

 これを食らったものは跡形もなく消滅する。』



ピシッ・・・



シンイチの放った技の"雷術"が発動する。




ピシャャャャャャャン




そしてサキエルは内側から雷を食らう。

シンイチの言葉どおり消滅する。



『使徒撃退完了』



シンイチのマイク越しの声が酷く響いていた。
















その頃ミサトはネルフ本部を迷ったいたりするのはまた別の話。


「発令所はどこよーーーーーー!!!!」






















後書きのようなもの

今、私は窮地に立たされている、シュウジです

テストが始まりました。皆さんがこれを読んでいる頃私は落ち込みながらも遊んでいることでしょう

私は「いやだぁ〜〜〜〜〜!!!赤い海(赤点)はいやだぁ〜〜〜〜!!!!」と叫んでいます

こうなったらもう鳥人間コンテストの名物みたいに海面すれすれ(赤点ぎりぎり)を飛ぶしかないと思っています

碇ユイ、赤木ナオコ、伊吹マヤも登場(これまた少ししか登場してない)

これからも読んでいただけると嬉しいかぎりです

オリキャラの名前考え付かないのでいい名前があったら教えてください。お願いいたします

もし暇だったら下の文も読んでください

出来れば感想などよろしくお願いします






シュウジとオリキャラキョウのモデル、友人ジンのちょっとした出来事(ノーフィクション)



この第三話を書いていた時の話。

その日、キョウのモデルの友人(これからはジンと呼ぶ。そうしろと言われた)や数名が勉強会と偽って勉強の邪魔をしにきた。

その時、ジンにこのオリキャラモデル告白をした。ちょうどいいと思ったからだ。

ジンも大のエヴァ好きでそれを聞くと勝手に人のパソコン立ち上げて読み始めた。

他の友人も勝手に本棚の本を読んでいた。「(お前ら勉強しに来たんじゃないのかよ!!)」と凄く叫びたかった。

そんな時私は勉強する気が起きなくて仕方なくエヴァ2をやっていた。

「あぁ、カヲルがまた首だけになった〜〜〜!!!」

いらついた私はエヴァのDVDを見ることにした。SSの参考になると思って。

そして初号機が暴走している私の大好きなシーンの時ジンが声をかけてきた。

少々ムカつきながらも対応すると、「シュウジにしてはまあまあじゃない?」とか言われた。

言い返そうと思ったがジンは文系、私は理系。いつも現文は赤い海(赤点)すれすれなので言い返せなかったのがくやしい。

夕方になり他の友人は帰ったのにジンはまだ帰らない。

私のイライラは頂点に達し無理やり帰すことにした。その帰りの途中ジンが

「そういえばキョウの恋人はだれにすんの?」と聞いてきた。

ジンは大のレイのファン。この返答について考えていなかったので勉強の邪魔の仕返しにと

「・・・・・・・・・・・・・・カヲル」と言った。

「・・・・・・・・・・」ジンは無言になる。

「・・・・・・・・・(逃亡)」

私は只ならぬ殺気を感じ逃げ出した。

「まちやがれ!!お前の根性を叩き直してやる!!!」と訳の判らない事をいいながらジンも追いかけてくる。

「あんたもその曲がった考えをするのをやめろ!!!」と私も叫ぶ。

ちなみにこの追いかけっこは約1km地点まで続いた。

私にとって最悪の一日だった。

この結果試験がだめになったのは言うまでもない。




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